当ブログの『フォドラ〇〇事情』シリーズは、書下ろしを含みこれまでに3冊のハンドブックに印刷してます。それで今週出す新作がいよいよ『いただき! ガルグ=マクめし』の延長戦みたいになってるのでちょっと宣伝をば……。
紙の同人誌の既刊は↓こちら↓で常時取り扱ってます。ハンドブックは在庫僅少。
2023年11月23日(木曜祝日)、東京ビッグサイト東6ホールで開催のファイアーエムブレムシリーズ同人イベント「刻印の誇り」内「み25b」スペースにて新刊『フォドラの舞台裏。-風土編-』を発行しま~す
当日はこのポスターがめじるし!
『フォドラの舞台裏。』シリーズについて
『フォドラの舞台裏。』は、風花雪月の世界観設定が中世・近世ヨーロッパをもとにしてたり作品テーマにあわせたアレンジがされたりしてて絶妙~なので、『いただき!ガルグ=マクめし』で食文化やキャラごとの背景を考察したのと同じようにいろんな生活文化を推察しちゃお!という旨の、テーマごとに分けたハンドブックです。
- 細かく設定されてるっぽいけど本筋では語られないフォドラワールドにもっと浸りたい
- 文化や歴史感で表現されている物語の質感を深く味わいたい
- 妄想や二次創作で生活の現場をイメージしやすくしたい
- 中世~近世ヨーロッパをモチーフにしたファンタジー創作の世界観づくりの参考にしたい
などの用途で楽しんでいただけます。
現在、上下水道とトイレに関する『水回り編』、書物や学問事情の『学業編』、結婚や誕生や死にまつわる『ライフステージ編』の3種をすでに発行しています。
風花雪月5年目の同窓会的に来年全部まとめて倍くらいに書き下ろしも増やした厚い本を出したいとは思ってるのですが、予定は未定です。
今回の新刊の内容
今回のテーマは「風土」、地理気候やそれによる産業についての話です。
すでに帝国と王国の気候については↓この記事↓でブログにアップしてありますので、サンプルがわりにどーぞ!
こんなかんじの話をA5で70ページします。
目次はざっくりですけどこんなの~
特に『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』では本編で抑えめにされていた各国・各地域の地政学的な前提の違い、それによる考え方の違いが多めに表に出されました。
戦争や信念の対立は、人の生まれつきの個性とか完全に自由な意志による決定から生まれるものではありません。誰しも生まれた土地があり、そこの暮らしの習慣があり、余裕のありなし具合も常に何に気を配っているかも違い、それが何十年何百年と積み重なったぐらぐら危機一髪の上に立って手を伸ばす選択の重みを描いたのが、風花雪月の表現の深みだよなっておもいます。そしてそれは、現代のわれわれにもバッチリつながっているわけで。そういう本です。
あと『いただき! ガルグ=マクめし』からさらに食糧事情掘り下げしています。紅茶のフェルディナントVSテフのヒューベルトの対立に『無双』でさらに背景が加わってきたこととか、同盟の食の豊かさと多彩さがはらむ政治的緊張とか。
これまでの本のテーマとまとめ本のこと
ちなみに今回の新刊を含めたハンドブック4冊は、実は↑上の記事↑で書いた『風花雪月』の4ルートの4つの元素・4つのテーマ方向性になぞらえてあるのでした。
『水回り編』は水だけど帝国の得意とする「人為的テクノロジーによる自然制御・利用」の話なので帝国の「火」、
『学業編』は「ことばと物語、目に見えない信念の継承」の話なので王国の「風(天)」、
『ライフステージ編』はもちろん「命と家族共同体のリレー」の話なので教会の「水」、
そして今回の『風土編』が「大地に根付いた人の生き方と経済」の話なので同盟とクロードの「土」です。
分厚い本もこの4つの大テーマに分けてテーマをもうけています(執筆中)。「情報伝達」とか「動物」とか「エネルギー」とかね。
まだ入れるテーマ決まりきってないので、「これについてしゃべってよ~」というご希望ありましたら記事をXにポスト(ツイッターにツイート)したりするついでにおしえてね。
通販あんの?
通販もあるでよ! 通販開始になったら当方のXアカウントでお知らせするので、Xのフォロー、もしくは↓BOOTHの通販出張所↓をフォローしておくとよいです。
ただ、通販はイベント頒布が終わってから開通だし、通販の部数さほど多くないんで、イベント来る方は現地のほうが確実なんかもです。わからん。
というわけで11/23はよろしく&今後の『フォドラ〇〇事情』執筆のご愛顧もよろしくです!