湖底より愛とかこめて

ときおり転がります

あなたに生きていてほしい―デルカダールメイルと鎧の歴史

実は当方は目が節穴なのでニンゲンの見た目的な良し悪しってほとんどわからないのですが、 ドラクエ11のデルカダールメイルがカッコいいのは、装備者の片割れの普段着のおもしろさのおかげでわかることができました! その黄色いピチピチのやつなんとかしな…

観見二眼―イシの村が「最後の砦」であること

基本的にはよいドラマの見せ方って、最序盤でテーマを暗示することからはじまると思うんですけど (『E.T.』の開始10分ぐらいの彼らが出会う前のシーンで「E.T.が仲間に取り残され異郷で追われる存在になった」こと、「エリオットが子供だと馬鹿にされ、ばら…

修正版・龍のおはする芦原中津

※この記事は2013年ころに書きだした『遙かなる時空の中で』論『「和風」ネオロマンス 遙かなる時空の中で~怨霊・穢れ・浄化~』の序文と一章冒頭を合わせて少々の加筆修正をしたものです。 だいぶ前の文章でお恥ずかしいのですが日本的自然観・宗教観の参考…

つるぎロマンティックー王と騎士

本稿はゲーム『パレドゥレーヌ』に表現された「いわゆるRPG的ヨーロッパ世界観」の社会構造における「王と騎士の関係」部分に関して紹介します。 中世の王と騎士の関係についての記事としても、『パレドゥレーヌ』の紹介記事としてもお読みいただけるかなと…

ニクスのノブレスオブリージュの”転倒”について

ホメロスかく勘違いき 星光編でもノブレスオブリージュについて述べたのですが、 homeshika.hatenablog.jp ノブレスオブリージュ(=高貴の義務)の考え方自体は富貴な人間が出てくるあらゆるお話に言外に存在しています。なぜなら高貴とはそういうものであ…